メモ

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やめとけってー(棒読み)

小学校時代

 

 

自分の学校にはこんなルールがあった

 

 

 

 

・喧嘩は勿論してはならないが、喧嘩の野次馬も懲罰を受ける対象となる

 

 

 

だいぶ理不尽なルールである

 

 

 

 

例えば、誰かと誰かが喧嘩していた場合

 

 

 

止める(先生を呼ぶ、仲裁に入る、等)行為をしなければならず

 

 

喧嘩を傍観していたら即終わりの会で報告されて先生の処罰対象になるというもの。

 

 

 

 

とは言っても、小学生なんて喧嘩が日常茶飯事みたいなところあるじゃないですか

 

 

 

バルカン半島より戦争起こる頻度が高いエネルギー的に不安定な人間関係の中を生きぬかなければならない

 

 

 

 

そんなルールを、抜けるための策を自分は編み出した

 

 

 

 

「やめとけってー(棒読み)」

 

 

 

 

と言うのである。

 

 

 

 

 先生が来たときにこれを言うことで処罰対象を免れる作戦である。仲裁をしてるフリである。

 

 

 

 

これ、めっちゃアホな話なんやけど

 

 

 

あまりにも「やめとけってー」の発音が機械的かつ挑発地味すぎて

・気持ちがこもっていない

・先生を舐めてる

 

 

 

 

との理由で自分が結局処罰対象になったのを

 

 

なんか今日あるきっかけでふと思い出した。

 

 

 

よく分かんないきっかけでよく分かんない記憶がフラッシュバックする

 

 

 

 

俺が「やめとけってー」戦法だとしたら

 

 

 

もっとアホ戦法もあった。

 

 

 

喧嘩の仲裁に入って、喧嘩してた二人を関係ないF君がボコボコにしてしまって、F君が一番懲罰受けるっていう。

 

 

 

傍観禁止ルールを免罪符にして喧嘩してる本人に仲裁と見せかけた暴力作戦に出たF君元気にしとんかな。

 

 

 

このルールを仲裁のためならいかなる暴力を振るっても良いと解釈する子供は流石に先生も想定外やったやろな

 

 

 

 

話を戻して

あの時、俺は「先生を舐めてんのか」と先生からこっぴどく怒られたんだけど

 

 

 

あれは今思うとお前も子供舐めすぎだろ、って思う

 

 

 

あの時の自分の感情を言語化すると

 

 

「そんなふざけたルール作ってると俺みたいな奴にルールの抜け穴探されるんだからふざけたルールを早く撤廃しろ」みたいな気持ちで

「やめとけってー」って言ってたと思う。

 

 

もし、この感情が無ければ自分は先生の前で必死に熱演して「やめとけ!」って言ってたと思う。

 

 

 

でも、機械的に、先生への挑発を兼ねて「やめとけってー」って棒読みで言ってたのは以上の気持ちがあったからだと思う。

 

 

 

 

なんというか

よく分かんない記憶がよみがえったのは

 

 

 

今日も公園のベンチに座って人間を見てたら

 

 

 

同じような子供を見つけたからなんですよね。

 

 

やること皆同じなんやな、って安心した。

 

 

 

間違いなくあの子は将来ゴミになる。