メモ

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なんか危ない後輩の話

人間、生きてたら何かに依存してしまうことってありますよね。

 

酒、タバコ、パチンコ、競馬

 

 

色々あると思うんですけど

 

その中でもちょっと個人的に聞き慣れないものに依存してる後輩がいて

 

その後輩は大学時代の後輩なんですけど

 

そいつよく分かんないんですけどパブロンに依存してたんです。

 

 

パブロンってあの「早めのパブロン♪」のCMでお馴染みの風邪薬のやつ。

 

僕も最初聞いたときサンドイッチマン富澤並に「ちょっと何言ってるか分かんないっす」って言ってしもたんやけど

 

どうやら、パブロンの中にも金色パブロンって種類があるらしくて

金色パブロンには微量ながら脳が快感を覚える成分が含まれてるらしい。

 

 

その後輩は一回風邪引いたとき、食後に飲むはずの金色パブロンを間違えて食前に飲んでしまって

飯食っていつものルーティン的な感じで食後にも金色パブロン飲んでしまったらしいんです

 

そしたら快感に目覚めたっていう供述を後輩はしてた。

 

 

金色パブロンは全然美味しくないんやけど、アッパー系の成分が入ってるらしくて脳が欲するようになるらしい。

 

で、俺はそんな話初めて聞いたんやけど巷では有名らしくて

 

例えばTwitterとかで「金パブ」(金色パブロンの略)と検索かけてみると

 

 
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実際一定の人が金パブをキメててさ

何か知らんで良い世界見てもたなあと言う感覚になった。

これ見て、金パブとかいうのは俺の知らんとこで一大コンテンツになってたんやなっていう新たな知見を得て賢くなりたくないのにまた賢くなってしまった。

 

 

そもそも金パブとかいう略称自体が意味分からんし、人間そんな所でつまずくか?みたいな事考え出すと笑いが止まらん。

 

そもそも金色パブロンとかあまりにも日常に馴染みはないけど、使う必要がある人は使うんやろなぁ的な知名度の商品やからさ

あまりにも盲点すぎる。

 

こんな小さい段差でつまずいてまう人間もおるんやなぁ~

 

 

なんか、光に集まる蛾のようというか

高いところから低い所に流れる水のように

 

快楽があったら人間すぐ飛び付いて流れてしまうんやな

 

 

一応風邪薬の括りやから法で規制はされんとのこと。

 

 

 

で、そんなこんなで去年俺は卒論発表があって

その後輩も俺の発表を見に来てくれてな

 

 

去年卒論発表時はめちゃくちゃインフルエンザ流行ってたんです。

自分もちょっと風邪気味で

この世界の業を全て背負ったような咳してたんです。

 

 

で、皆に煙たがられて当たり前やったんやけど卒業かかってるからマスクして発表行った

 

 

咳してしまって周りの人に申し訳ない気持ちでいっぱいやったんやけど

何故か金パブの後輩だけ俺に近寄ってきたんです

 

(風邪)移るで?って俺が言ったら

  

 

「金パブ飲むための理由が欲しいんで風邪移してほしいんです!」

 

ってものすごい笑顔で言われて

 

 

その笑顔が今まで見たことないぐらい眩しく輝いてるように見えて

 

金色パブロンの"金色"ってこういう意味やったんやな、って納得したお話でした